がんを公表した芸能人の治療費は、一体いくらなのでしょうか。
また、保険加入の実情についても気になりますよね。
今回は、それらの情報を徹底的に調査し、わかりやすくまとめました!
がんを公表した芸能人一覧!
近年、がんを公表し、病気と向き合う姿を発信している芸能人の方々がいます。
最近、特に注目された方々をご紹介します。
森永卓郎さん
・がんの種類:ステージ4の膵臓がん
・患った年齢:66歳
・死没:2025年1月28日(67歳没)
梅宮アンナさん
・がんの種類:浸潤性小葉がん(乳がんの一種)
・患った年齢:51歳
・2025年現在も完治の発表はないようです。
古村比呂さん
・がんの種類:子宮頸がん、肺とリンパ節への転移など
・患った年齢:46歳
・2025年現在も完治の発表はないようです。
堀ちえみさん
・がんの種類:ステージ4の舌がん
・患った年齢:52歳
・2024年2月に自身のブログにて完治を発表
ネイボールさん
・がんの種類:白血病
・患った年齢:32歳
・2025年現在も治療中です。

皆さん、本当に大変な治療を乗り越えられているんですね…。
中でも、多くの方の記憶に残っているのが、フリーアナウンサーの小林麻央さんではないでしょうか。
有名芸能人の闘病エピソード
ここでは、小林麻央さんの闘病記録を改めて振り返ってみましょう。
34歳という若さで亡くなった、小林麻央さん。
彼女の闘病は、私たちに多くのことを教えてくれました。
2014年に人間ドックでがんの疑いを指摘されます。
精密検査の結果は、
と診断されます。
当時、第三子を望んでいた麻央さんは、手術を避ける治療法を選択しました。
しかし、後にこの選択を「後悔」としてブログで綴っています。
「本当に癌になってしまったんだ、これからどうなるんだろう。」
(引用元:「12 まずいパスタ」(小林麻央のオフィシャルブログ「KOKORO.」))
麻央さんは2016年から「KOKORO.」といタイトルでブログを始められました。
「がんの陰に隠れないで」というメッセージと共に、約300日間、闘病の様子を発信し続けました。



その姿は、多くの人々を勇気づけましたよね。
麻央さんの言葉、今でも心に残っています。
彼女の闘病が教えてくれたことの一つに、治療費の問題があります
治療費と期間(公表されている場合)
がんの治療には、一体どれくらいのお金がかかるのでしょうか。
公表されている芸能人の実例を見てみましょう。
森永卓郎さんの場合、月間の治療費は300万円を超えたそうです。
森永氏は現在受けているがん治療について説明した際、「結構高いんですよ。自由診療だから。血液パネル検査だけで50万以上する」と話し、今までかかった治療費も1カ月で「300万(円)は超えましたね」と明かした。
(引用元:サンスポ)
がん保険には加入していたものの、
元フジテレビアナウンサーの笠井信輔さんは、4ヶ月半の入院で、個室の差額ベッド代だけで約400万円かかったと明かしています。



自分だったら、とても払えないかも…。
日本の公的な健康保険には
という制度もあります。
しかし、それでも十分ではない現実があるようです。
医療保険・がん保険の重要性
なぜ、公的な制度だけでは不十分なのでしょうか。
公的な健康保険での高額療養費制度には、
例えば、下記のようなものがあるようです
・差額ベッド代(個室料金)
・先進医療の技術料
・交通費や宿泊費
これらは、
全額自己負担となります。
また、この制度は後から払い戻されるため、一時的には多額の支払いを立て替える必要があります。
そして何より、治療で働けなくなった場合の収入の減少には対応できません。



治療費以外にも、生活費の心配があるんだね…。
そこで重要になるのが、民間の医療保険やがん保険です。
がん保険には、公的保険を補う様々なメリットがあります。
・診断給付金 ~ がんと診断された時点で、まとまった一時金が受け取れる。
・治療給付金抗 ~ がん剤などの治療内容に応じて、継続して給付金が受け取れる。
・先進医療保障 ~ 数百万円かかることもある、先進医療の技術料を保障する
※以下は一般的な保障の名称であり、保険会社や商品によって名称が異なる場合があります。
これらが、経済的な不安を大きく和らげてくれるのです。
では、芸能人の方々は、保険にどのように加入しているのでしょうか。
芸能人が加入している保険の傾向
芸能人の方々の保険事情は、少し特殊なようです。
タレントの青木さやかさんは、がん保険に2つも加入していたのに、
青木は「私も保険はしっかり入っていたんですけど。がん保険は2つ入っていた」としながらも「でも結局出なかったんです。ひとつは全く出なかった。ひとつは10分の1が出た」と明かした。
その理由は、青木が診断されたがんが、「上皮内がん」だったこと。(中略)「がんに種類があるんだっていうことを知らなかったので、ちゃんと聞いてから入ればよかったなあと…」と語った。
(引用元:Sponichi Annex)
適用条件の複雑さが、ここでも浮き彫りになりますね。
有吉反省会への出演経験もある、ファッションモデルのネイボールさんは、白血病になってから、「がん保険未加入を凄く後悔」と発言。
ネイボールさんはブログに「後悔しています」と題して記事をアップし「実はがん保険に入っていませんでした。まさか自分が、がんになるとは思っていなかったので…」と、投稿。
続けて「確か20才〜25才位まではがん保険に入っていました。そして、25才の時にがん保険の解約をしてしまいました。理由は、自分は健康だからきっと大丈夫だと思って必要はないと思っていました。凄く後悔しています」と、その思いを明かしました。
(引用元:TBS NEWS DIG)
7日分の薬代だけでも高額になる。
そんな現実に直面したそうです。
芸能人の方々は、個人事業主であることが多いです。
そのため、会社員のような手厚い社会保障(傷病手当金など)が、限定的になります。
だからこそ、民間の保険で備えておく必要性が高いのですね。
まとめ:保険見直しが大切
今回は、がんを公表した芸能人の事例から、治療の現実と保険の重要性について見てきました。
・今、がんは日本人の2人に1人がかかると言われる、とても身近な病気
・治療費は、公的保険だけではカバーしきれない部分が多く、予想以上に高額になる可能性がある
・定期的な健康診断の受診や、加入している保険内容の見直し
芸能人の方々の勇気ある公表をきっかけに、私たちも、今できることから始めてみませんか。
家族と病気やお金について、一度話し合ってみると良いかもしれません。
自分と大切な家族を守るために、今から準備を始めましょう。