老後資金はいくら必要？夫婦・単身・持ち家別に徹底シミュレーション

2025年8月22日2025年8月25日

「老後資金がいくら必要か」という不安を抱えている方も、多いのではないでしょうか。

「老後資金は2,000万円必要」と話題になって以来、心配されている方もいますよね。

今回は、「夫婦か単身か」「持ち家か賃貸か」「老後資金の準備」についてまとめてみました。

早速見ていきましょう。

【真相】老後資金2000万円問題の背景

まず、老後資金に2000万円必要といった情報を耳にした方も多いのではないでしょうか。

なぜ、

・年金も支給されるのに2000万円も必要なのか。

・2000万円といった金額の根拠はどこから？

といった内容も含めてまとめてみました。

では、「老後資金2000万円問題の背景」についてみていきましょう。

なぜ、老後資金2000万円必要なのか、根拠は？

それは2019年、金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」がまとめた報告書が大きな波紋を呼びました。

元データは厚生労働省によるもので、夫65歳以上、妻60歳以上の無職夫婦の収支は、収入月20万9,000円に対して、支出26万4,000円なので、毎月約5万5,000円の赤字となります。夫が95歳になる30年間で約2,000万円の不足になるとのことでした。

（引用元：MUFG）

このデータがもとに、老後資金2000万円といわれるようになったんだね。

手取り14万円で
90歳まで働かされて

国民年金は満額収めても
月額6万8000円

政府は老後資金
2000万円貯めてねって。

不安しかないよな、この国。
— 🍛何食べ太 (@whatIvedone6080) October 30, 2024

とはいえ、「夫婦か単身か」「持ち家か賃貸か」によっても大きく異なるのでは？

それぞれの状況で、必要な金額についても調べてみました。

【リアル】実際に必要な金額はいくら？（夫婦・一人暮らし・持ち家／賃貸）

ネットでも、老後の資金が足りていないとった内容はよく見かけます。

高齢者の6割が「お金が足りない」と苦しんでいる。

まずは現実を知りましょう・・・！

貧乏じいさん&ばあさんになりたい人は見ないでください！

いいね&『老後』とリプで、老後資金についてわかりやす～い、10分程度の解説動画が届きます。 pic.twitter.com/ymZzOEFXAO
— かに (@kanikun_com) November 20, 2024

半数以上の高齢者が、お金が足りないと思っている現実。

ますます、心配になってきた。

では実際に、生活環境によってどのくらい金額が必要なのでしょうか。

自分の生活スタイルに合ったもので、確認していきましょう。

夫婦

まず、夫婦二人での老後生活では、どのくらいの生活費が必要なのでしょうか。

夫婦２人の老後の最低日常生活費は月額23.2万円、ゆとりある老後生活費は月額37.9万円

（引用元：公益財団法人生命保険文化センター）

年金だけの支給では足りなさそう。

一人暮らし

一人暮らしの金額も見ていきましょう。

公益財団法人生命保険文化センターの内容によると、

65歳以上の単身無職世帯の家計では、消費支出は約14.9万円

との記載がありました。

ゆとりのある生活が理想だけど、年金だけではそれも難しいかも。

夫婦二人、単身とで確認しましたが、持ち家か賃貸かも大きく金額が異なるので見ていきましょう。

持ち家

持ち家は、いったいどのくらいかかるのでしょうか。

・老後までにローンを完済

・家賃の心配はない。

これが持ち家の、メリットではありますが、

・家の修繕費、リフォーム代

・固定資産税

こちらも、忘れてはならない項目ですよね。

【老後⑬】持ち家の人は「家賃がないワーイ」となりそうだが、固定資産税30年分とリフォーム費用もお忘れなく。20年が標準だけど、まあ30年に1度はどこかしら壊れる。300万円ほど用意。どんなにボロくても壊れても我慢の人は無視。年金収入30年分から⑪～⑬の支出を引けばざっくり老後不足マネー判明。
— 綾小路麗香／マネー編集者 (@reika_amoney) August 4, 2021

賃貸では、一体どのくらいかかるのでしょうか。

賃貸

賃貸の金額といっても、住む場所や間取りによっても大きく異なります。

お部屋探し物件情報サイトSUUMO(スーモ)での東京都の家賃相場は、約8～12万円ほど。

同じサイトより、山梨県で見てみると4～7万円の家賃相場です。

住み慣れた地域で老後を過ごしたい。

家賃節約もかねて、老後は地方移住もありかも。

賃貸であれば、リフォームや固定資産税は掛からないが毎月家賃での支出が大きくなります。

【悲報】
老後、家を持ってるかどうかで必要資金が数千万円変わる。
賃貸×国民年金だと → 約5,500万円必要
しかもこれ茨城基準。都内だと＋3,600万円。

「年金あるし何とかなるでしょ😌」って人、
一度電卓叩いてみて。 pic.twitter.com/mZ8KZQ94cl
— 投資ちゃんです！ (@JTC__OL) July 22, 2025

毎月、どのくらい支出があるのかを見てきましたが、ここからは「年金だけで生活ができるのか」についてもまとめてみました。

【不足】年金だけで足りる？不足分をどう補う？

さてここからは、「年金だけで暮らしていける？」のか、まとめてみました。

年金の支給額はいくら？

厚生労働省のデータをもとに、作成された内容を確認しすると、

・国民年金（一人）　69,308円

・国民年金＋厚生年金　23,2784円

・厚生年金（男性一人）　17,3457円

（2025年1月調べデータ）

・夫婦二人の最低支出は、月額23.2万円

・単身の場合の最低支出は、約14.9万円

こう見るの足りるのでは？と思えますが、

この他に、医療費や介護費もかかってきたら足りない！

いつ何が起こるかわからないとなると、準備しておくお金は必要そうです。

【物価高騰】ごめんね・・・もう無理なの、〈年金7万円〉田舎で1人暮らす82歳義母が、55歳嫁の前で突然の号泣、気丈な母がひた隠しにしていた老後の限界「年金だけじゃ、もう生活が苦しくて・・・」 https://t.co/lSVjIBMClt
— ツイッター速報〜BreakingNews (@tweetsoku1) June 14, 2025

その不足分はどうやって補うの？仕事はいつまでできるの？といったところもまとめてみました。

年金以外の資金準備はどうしたらいいの？

老後の準備資金はどのようにしたらいいのでしょうか。

「パートはいつまでできる？」

「子供（両親）と同居？」

親の介護。自分の老後。いつまで働くか。体調。話は尽きぬ　#いまそら pic.twitter.com/7rR5dVl0Sw
— ジョアン (@6499yuko) July 18, 2025

定年になり再雇用で働くとはいえ体調次第。

子供も家庭を築き同居は難しいかも。

いざ、老後を目の前にしてからでは何の準備もできません。

今からでも始められる資金準備はあるのでしょうか。

資産運用は大事！今すぐできる４つの事（NISA・iDeCo・定期預金・保険）

最後に、老後の資産運用についてまとめてみました。

NISA？iDeCo？聞いたことはあるけれど、実際どうなのかをまとめてみました。

48歳から資産形成で「老後の不安解消＆いまの生活をたのしむゆとり」を叶えた宮本さんとの対談です。『なにが不安なのかもわからないから、やらなきゃいけないことも分からない』。そんな状態からでもライフプラン×家計改善×資産運用で理想の人生を実現。続きはYouTubeで『ゆたか　受講生』と検索 pic.twitter.com/VZnLYKKtKQ
— ゆたか@不安に寄り添うFP (@yutaka_snks) August 6, 2025